こんにちは。学習PROJECT代表の富岡です。
今回は、中学生用に参考書のご紹介です!
今回ご紹介する参考書は『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズです。
これはとても良くできた参考書なんですよね!
この記事は、以下の方に有益な情報となります。
・日常学習に最適な参考書が知りたい!
・学校の勉強についていけなくて困っている!
・先取り学習をしたい!
・高校入試をひかえており、苦手を克服したい!
『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズの特徴や活用法などを徹底的にご案内していきます。ぜひ最後までお付き合いください!
『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズとは・・・?
『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズは、Gakkenから出版されている参考書です。
こちらは中学生版と高校生版があります。高校生になってからも愛用する人が多いです。
それでは、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。見ていきましょう。
・見開きで「解説→演習」の構成になっている。
・オールカラーで視覚的に理解しやすい。
・章の終わりに確認テストが付いている。
見開きで「解説→演習」の構成になっている。
構成は、見開き完結になっています。
具体的には、一方が解説、一方が演習の構成になっています。
これはとても使いやすいですよね。
解説ですが、あまり細かすぎず、最低限必要な情報を伝える形です。
初学者にとってはこれくらいの情報量の方が良いと思います。あまりに情報が多いと混乱してしまいますからね…。
図解も多く、直観的に理解できるような解説になっています。
演習では、解説で学んだ事項をきちんと理解できているかを確認します。
基本問題で構成されており、必ず習得したいレベルの基礎事項が確認できます。
すらすら解けるようになったら、その単元は合格です。
オールカラーで視覚的に理解しやすい。
各ページオールカラーになっています。
パステルカラーできれいにまとまっています。
こちらは賛否があるかもしれません(私はオールカラー好きです)。
白黒が良いと思われる方も当然いらっしゃいます。
この点に関しては、各人の好みになってきますね。
しかし、カラーによって、視覚的な記憶ができる側面があります。
こうしたカラーには、白黒以上に記憶への定着を促す効果があることは広く知られています。
学習効果が高くなりますよね。
章の終わりに確認テストが付いている。
各単元をこなしていくと、章の終わりが来ます。
そのタイミングで確認テストがあります(「復習テスト」「予想テスト」などの名前がついています)。
今まで学習した単元がしっかり身についたかどうかは、しっかり確認するべきです。
一つの分野が分かっていても、他の分野が頭に入っていなければ、その章は合格にはできません。
学んだ内容は、しっかり定着させ、得点に結びつけられるようにすることが大切です。
単元の総まとめとして、必ず確認テストに取り組み、満点を取りましょう。
レベルはどのくらい?
『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズのレベルは、基礎レベルになります。
具体的には、教科書レベルの内容をきちんと理解するレベルです。
そのため、学校の授業について行けない人や、予習していきたい人の第一ステップとして非常にオススメです。
「基礎」というのは、「簡単」ということではありません!
むしろ、学習を進めていく上で絶対に欠かせないところという意味です。
つまり「基礎」をおろそかにすると、成績はすぐに頭打ちになるということです。これでは入試も突破できませんよね。
この参考書で扱っている内容は、こうした学習の土台になる部分だということです。
言ってしまえば、多くの人にとって第一歩目の参考書である、ということになります。
効果的な活用法
参考書の活用方法は様々ですが、以下のタイプに分けて例を挙げてみたいと思います。
・学校の授業について行けない場合
・進んで予習していきたい場合
・授業の復習用に使いたい場合
学校の授業について行けない場合
まずはじっくり解説を読んでみましょう。
文字を追うことが難しい場合は図解を目に焼き付けるのもありです。
続けて、問題を解いてみましょう。
間違えてもいいです。そのときはもう一度解説に戻ってください。
どうしても分からない場合は、その問題にチェックマークをいれておき、後日先生に聞きに行きましょう。
単元の学習を終えたら、日付を書いておきましょう。
数日期間を空けて、もう一度問題を解き直してみてください(←とても大切です)。
※勉強が苦手な生徒さんは、易しい文であっても理解することが難しい場合が多いです。できれば学校の先生や、塾・家庭教師の先生と一緒に取り組まれることをオススメします。
進んで予習していきたい場合
予習していきたいタイプの人は、学習意欲の高い人だと思います。
まずは、解説を熟読し、問題に当たってみてください。
確実に正解できたらその単元はひとまずクリアです。
そのまま章の終わりまでこなし、確認テストをやってみましょう。
確認テストも当然パーフェクトで切り抜けることが好ましいです。
確認テストまで終わったら、学校で配布されているワークに進みます。
この参考書で扱った単元の問題にチャレンジしてみてください。
間違えた問題はきちんと分析し、解決するようにしてください。
その際、参考書や専用ノートに、自分なりの考察をまとめるようにしましょう。
これはメモのようなもので、自分が理解できればOKです。(ノートを芸術的にまとめるのもOKですが、あくまでも理解することが目的であることを忘れずに!)
あとは、学校の授業で知識の抜け漏れがないか確認するようにしましょう。
授業の復習用に使いたい場合
学校の授業の復習として参考書を活用したい人は、学校のノートと照らし合わせながら学習を進めてください。
その際に、ノートか参考書、どちらでも構いませんので、必要だと思ったことをメモしておきましょう。
学校の授業で理解が曖昧になってしまった部分を、確実に解消するようにしてください。
また、復習用に使いたい場合、できる限り授業があったその日のうちに参考書を開いてください。
何がポイントで、どこが曖昧なのかはその日が一番はっきりしています。
期間が空いてしまうと全体的に忘れてしまう可能性が高く、授業を受けた意味が無くなってしまいます。
さらに、そこから学校のワークに入れると良いでしょう。
シリーズの種類
『ひとつひとつわかりやすく。』は非常に豊富なラインナップになっています。
主要5教科はもちろん、用語集や単語集、英検、白地図などにも及んでいます。すごいですよね!
ここでは以下のように大別してご紹介します。
・主要5教科
・用語集&単語集
・英検
・ふせん
主要5教科
主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)についてです。
数学・英語・理科については、中1~中3までの3冊が刊行されています。
国語については、1冊のみ刊行されています。
社会については、地理・歴史・公民の3冊が刊行されています。
さらに英語は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』が11年振りに改訂されました(2022年3月)。
こちらは中学3年分を一冊にまとめたものです。先取りしている中学生はこちらでも良いかもしれません。
用語集&単語集
『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズでは、用語集や単語集も刊行されています。
まず用語集では、『中学社会科用語』と『中学理科用語』があります。
これらは、学習する上で知らない用語に出会ったときに開くと良いでしょう。
重要ランクが★の数で表されているので、必要な知識の抜け漏れがないかも確認することができます。
かわいいイラストもこのシリーズの良さの一つでしょう。
所々かわいいキャラクターが補足説明を入れてくれます。イラストもカラーで見やすいですね。
また、用語集の他にも『中学数学の解き方』や『中学国語の基礎知識』もあります。
絶対に頭に入れておきたい解法・知識をここで確認&整理することができます。
さらに、単語集として『中学英単語』があります。
高校入試で高得点を取るには、やはり単語の知識は不可欠です。
この単語集は、「マイ例文」という箇所が所々あり、自分なりに例文を作って記憶することができます。
イラストも豊富で、視覚的にも記憶しやすい構成になっています。
ここに挙げた用語集や単語集は、コンパクトなサイズになっています。
英検
このシリーズには英検対策本も含まれます。
英検は中学生の間に3級は取っておきたいですよね。英語が得意な人は準2級以上を目指したいところです。
『ひとつひとつわかりやすく。』では、単語・文法・読解・ライティング・リスニングを1冊にまとめた総合書が刊行されています。
総合書といってもそこまで分厚いものでもありません。
まずはこれをおさえてほしい、というものを余すことなく掲載しています。このスタンスは変わらないですね。
『英検をひとつひとつわかりやすく。』では、5級~準1級まで出ています。
自分の挑戦したい級の本はぜひ持っておきたいところですよね。
英検に関して、過去記事も挙げておきますので併せてご参照ください。
ふせん
ふせんってなんだ?!と思われた方もいらっしゃるでしょう(笑)。
このシリーズではふせんまで出されています。
では、ふせんではどのようなものがあるのでしょうか。
それは『白地図ふせん』『効率&やる気アップふせん』『学習ふせん』です。
『白地図ふせん』はその名の通り、白地図をふせん化したものです。
これは、自分で地図を描かなくていいメリットがあります。
日本地図が東日本と西日本の2つに分かれています。これをノートに貼って自分なりにメモを書き込んでみましょう。
白地図というと、皆さんは地理を思い浮かべると思います。ですが、白地図は歴史にも使えます。
どの地域で、いつ、何が起きたのか、これらをメモして貼り付けておきましょう。
自分なりのまとめふせんで記憶に定着させていきましょう。
『効率&やる気アップふせん』『学習ふせん』は2022年4月に発売された新しいふせんです。
その日に何をするべきなのか。何月何日までに何をするべきなのか。といったTo Doをふせんとしてメモ帳に貼り付けられます。
また、覚えられない単語や用語などもふせんにまとめることもできます。
さらに、『学習ふせん』には白地図もあります。先ほどご紹介した『白地図ふせん』を小さくしたバージョンです。
普段持ち運んでよく開くメモ帳やノートにふせんを貼って、自然と反復学習できるシステムを作ってみましょう。
自分にとって何が大切か考えよう。
いかがでしたでしょうか。
今回は『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズをご紹介しました。
大切なのは、今の自分が何をすれば成長できるのかを考えることです。
いろいろ試す中で、自分なりの学習方針を定めてみてください。