【中学生参考書】『ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる』シリーズ徹底解説!


富岡
富岡

こんにちは。学習PROJECT代表の富岡です。
今回は中学生向けに参考書紹介です。

今回ご紹介するのは、『ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる』シリーズです。
こちらは2022年2月に新刊が発刊されました。


この記事は以下の方に有益な情報になります。

・日常学習に最適な参考書が知りたい!
・学校の勉強についていけなくて困っている!
・先取り学習をしたい!
・高校入試をひかえており、苦手を克服したい!
・講義動画もほしい!



『ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる』シリーズの特徴や活用法などを徹底的にご案内していきます。ぜひ最後までお付き合いください!


『ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる』シリーズとは・・・?

『ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる』シリーズは、新興出版社から出版されている参考書です。
中学の内容をしっかり整理して、基礎力を養成することが期待できます。


それでは、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。見ていきましょう。

・「よんでわかる」「といてわかる」「ホントにわかる」を基本構成としている。
・オールカラーで視覚的に記憶できる。
・アプリ「スマレクebook」により、講義動画を無料で受けることができる。
・人気イラストレーター”いつか”さんによるカバーイラストになっている。



「よんでわかる」「といてわかる」「ホントにわかる」を基本構成としている。

構成としては、解説にあたる「よんでわかる」、問題演習にあたる「といてわかる」、確認テストにあたる「ホントにわかる」の構成になっています。


「よんでわかる」は、図解を豊富に用いた解説になっています。
解説の形やレベルは『ひとつひとつわかりやすく。』シリーズに近いです。
(※ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。)



「といてわかる」は、その単元で学習した基礎事項を演習します。
必ず抑えておきたい事項だけが問題に選ばれているので、確実に理解した上で問題を解きましょう


「ホントにわかる」は、章の終わりに来る確認テストです。
今まで学習した事項がホントに身についているかをここで確認することができます。
間違えたら必ず復習をして、その章を完璧に仕上げましょう。



オールカラーで視覚的に記憶できる。

各ページオールカラーになっています。
パステルカラーできれいにまとまっています。


こちらは賛否があるかもしれません(私はオールカラー好きです)。
白黒が良いと思われる方も当然いらっしゃいます。
この点に関しては、各人の好みになってきますね。


しかし、カラーによって、視覚的な記憶ができる側面があります。
こうしたカラーには、白黒以上に記憶への定着を促す効果があることは広く知られています。
学習効果が高くなりますよね。


アプリ「スマレクebook」により、講義動画を無料で受けることができる。

このシリーズの推しポイントです。
従来の参考書では解説の「文字を追えること」が前提でした。しかし、このシリーズではアプリ「スマレクebook」により、無料で講義動画を視聴しながら学習が進められます
手順としては以下の通りです。

①アプリ「スマレクebook」をインストールする。
②アプリ内のARカメラを紙面にかざす。
③講義動画の視聴。


(※旧版は、YouTube 「ホントにわかる」で検索していただいても視聴できます。)



どうしても文字を追うことが難しい生徒さんもいらっしゃいます。
また、講義動画を見てはじめて納得できることもあります。


もはや時代は、紙面+動画の両立学習です。
新しい講義動画は2022年4月より順次公開されるそうです。


人気イラストレーター”いつか”さんによるカバーイラストになっている。

今回の新刊では、カバーイラストが人気イラストレーター”いつか”さんによるおしゃれでかわいいイラストになっています。


もちろん、いままでのカバーイラストもよかったです。
カバーイラストが良いとやる気もアップしますよね。そして何より、こうした「これ、良いよね」という感性はこれからの時代とても大事になってくることも付け加えておきます。


”いつか”さんは大学入試参考書のカバーイラストも手がけられている方です。凄腕のイラストレーターさんですよね。

レベルはどれくらい・・・?

このシリーズのレベルは、教科書内容の理解レベルです。
とにかく基本に忠実に、基礎力を養成することを主眼としています。


「よんでわかる」「といてわかる」を見ていただけると分かりますが、専門的なことは一切書かず、とにかく絶対必要な基礎を選定しています。


したがって、単元の基礎理解がおぼつかない人に向いた参考書になっています。
基礎基本をもう一度、しかも講義動画がほしい、という方にはピンポイントな参考書ではないでしょうか。


また、無料講義動画がついていることから、教科書内容をざっと予習したい人にも向いていると思います。
問題数はそこまで多くないので、短時間でメリハリをつけて予習することが可能です。


まとめると、以下の通りです。

・教科書理解に重点を置いている。
・基礎に不安を抱えている人がじっくり取り組むとよい。
・短時間でざっと予習したい人にもよい。



効果的な活用法

参考書の使い方は様々ですが、以下のタイプに大別して見ていきましょう。

・学校の授業について行けない場合
・進んで予習していきたい場合
・授業の復習用に使いたい場合


学校の授業について行けない場合

まずは無料の講義動画を視聴しましょう。
おそらく、生徒さんによっては文字を追うことが難しい可能性もあります。そのため、まずは動画での学習をオススメします。


その際、メモをしっかり取るようにしましょう。
はじめは、なんとなく大切そうだなあと思う点をメモしてみましょう。
すこしずつ慣れていきますよ。
メモをとると、記憶に残りやすいです。さらに、メモを取るために集中して視聴するクセが付いてきます


次に、講義動画を見たら、もう一度「よんでわかる」を読んでみましょう。
その後「といてわかる」をもう一度確認しましょう。


ゆっくりでいいので、ひとつひとつの単元を着実にこなしていきましょう。

進んで予習していきたい場合

予習していきたいタイプの人は、学習意欲の高い人だと思います。

まずは無料の講義動画を視聴しましょう。
次に「よんでわかる」「といてわかる」を再度確認しましょう。

そのまま章の終わりまでこなし、確認テスト「ホントにわかる」をやってみましょう。
確認テストも当然パーフェクトで切り抜けることが好ましいです。

確認テストまで終わったら、学校で配布されているワークに進みます
この参考書で扱った単元の問題にチャレンジしてみてください。
間違えた問題はきちんと分析し、解決するようにしてください

その際、参考書や専用ノートに、自分なりの考察をまとめるようにしましょう。
これはメモのようなもので、自分が理解できればOKです。(ノートを芸術的にまとめるのもOKですが、あくまでも理解することが目的であることを忘れずに!)

あとは、学校の授業で知識の抜け漏れがないか確認するようにしましょう。

授業の復習用に使いたい場合

まずは学校のノートを開いてください。
そして、もう一度そのノートに目を通してください
ここで、何を学んだのかを今一度思い出してほしいのです。
復習する上で、最も基本になる学習です。


その後、無料動画を視聴してください。
ここで学校の授業ノートだけではピンと来なかった点などをなくしましょう。
その際に、ノートか参考書、どちらでも構いませんので、必要だと思ったことをメモしておきましょう。
学校の授業で理解が曖昧になってしまった部分を、確実に解消するようにしてください。


上記の学習を終えたら、もう一度「よんでわかる」「といてわかる」を確認し、学校のワーク等で範囲の演習を行いましょう。


大事なことですが、復習は原則その日のうちに行ってください。

シリーズの種類

このシリーズは主要5教科が刊行されています。
英語・数学・理科が中1~3で、それぞれ3冊となっています。


しかし、注意してほしいのが国語と社会です。
国語は「文章読解」として1冊の刊行となっています。「文法」に関するテキストは刊行されていません
社会は地理・歴史の2冊が刊行されています。「公民」のテキストは刊行されていません
(※2022年5月時点の情報。今後変更の可能性有。)


とはいえ、国語も社会も出来はとても良いのでオススメです。
特に社会は、巻末に重要語チェック&さくいんがあるので本当に便利です。

自分に合った参考書選びを

いかがでしたか。
今回は『ひとつずつすこしずつホントにわかる』シリーズをご紹介しました。


各参考書にはそれぞれの特徴があります。
ご自身の現状と相性をしっかり考えて、信じ抜ける一冊を選んでいただきたいと思います。


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