【最新版】2023共通テスト英語(R)の傾向と総評


富岡
富岡

学習PROJECT代表の富岡です。
今回は2023年共通テスト英語(R)について解説します!



1/14(土)に共通テスト1日目が行われました。
1日目は社会、国語、英語の順に受験しますが、今回は英語(R)についての総評となります。
(※R=リーディング)



この記事は以下の方に有益な記事となります。

・共通テスト2023英語(R)を受験した受験生
・来年共通テストで英語を利用する方
・英語の指導をされている方



また、2023年共通テストの国語や倫理は以下の記事で解説しております。
併せてご活用ください。

【最新版】2023共通テスト国語の傾向と総評
【最新版】2023共通テスト倫理の傾向と総評



それではみていきましょう!





2023年英語(R)の特徴は…?

※イラストはイメージです。

まず、今回の英語(R)の設問数などをデータとしてまとめておきます。


問題番号内容形式設問数
第1問A:金曜日に行われる2つのパフォーマンス
B:英語力強化のためのサマーキャンプ
A:ハンドアウト
B:ウェブサイト
A:2
B:3
第2問A:新しい靴
B:通学時間の有効活用チャレンジ
A:広告
B:記事
A:5
B:5
第3問A:キャンプ旅行時のコツ
B:「ホームアドベンチャー」創り
A:ニュースレター
B:ブログ
A:2
B:3
第4問勉強の効率の上げ方ダブルパッセージ、グラフ5
第5問卓球から学んだことストーリー、ノート5
第6問A:収集について
B:地球上で最もタフな生き物
A:記事、ノート
B:パッセージ、プレゼンスライド
A:4
B:5
計39


上表にあるとおり、今回も第1問~第6問の構成で、様々な複数資料を読み解きながら時間内に終えることが目標になりました。


設問数は昨年の37問から2つ増加しました。
マーク数でいうと1つ増加しました。


共通テスト英語(R)の分量の多さから様々な批判も出ていましたが、今年はさらに分量が増えました
そのため、時間内に解き終えることができない受験生も多くいたでしょう。


難易度は…?

学習PROJECTでは、英語(R)の難易度をやや難としたいと思います。


分量が多いため、試験時間内に解き終えることができたかどうかが鍵になるでしょう。
日頃から様々な英文に触れていることも大事になります。


また、本番を想定した訓練ができたかも鍵になります。
英語(R)は国語の試験が終わった後に受験します。
この段階で相当体力を使うでしょうから、読解のスタミナをつけることはもちろん、試験本番での休憩時間にどれだけ体力回復に努められたかも大事になります。


試験時間に対して分量が多いという点でやや難としましたが、文章レベルでいえば標準です。
共通テストの文章レベルは今後も同程度のものが出題されるでしょう。

今後の英語(R)の対策は…?

今後、英語(R)の対策は以下の手順でやっていくと良いでしょう。

①英単語と文法をマスターする。
②英文解釈の勉強をする。
③共通テストの過去問を解く。
④やや程度の高い長文を解く。


①英単語と文法をマスターする。

当たり前のようでできていないのが英単語と文法です。


まず、英単語帳は1冊は完璧に覚えきりましょう
難関大受験生は2冊ないし3冊くらいは潰してくるので、彼らにとって共通テストの語彙レベルはかなり易しく感じるはずです。
完璧になるまでしつこく繰り返すこと!


文法は、本当にいい加減な人が多いです。
挙句には、

生徒
生徒

共通テストには文法の問題が出ないんだから、文法はやるだけ時間の無駄だよ。



なんて言い出す生徒もいるくらいです…。


はっきり言ってナンセンスすぎる発言です!
文法という最大の土台がない状態で、どうやってあの長文を安定して読み解こうというのか…。


認識をきちんと変えてください。
文法は、英語をやる以上、絶対に必要なものです!
文法力が読解力につながってくるので、くれぐれも文法の勉強をおろそかにしないようにしましょう。

②英文解釈の勉強をする。

この勉強をスキップして英語の長文に入ってしまう人が多いです。
その人はちょっと待ってください!
英文解釈という重要事項を忘れてしまっています。


英文解釈とは、長文を正確に読むために、短めの文章で正しく解釈をとるトレーニングです。
今まで学んできた文法を読解のための文法へと引き伸ばしてくれるのも、この英文解釈です。


長文が出題される以上、英文解釈はマストです!
絶対に学習するようにしてください。

③共通テストの過去問を解く。

しっかりとした地盤が固まったら、共通テストの長文にチャレンジしましょう。
また、同程度のセンター試験の長文問題にもあたるようにしましょう。


初めのうちは大問ごとに解きながら、復習に力を入れましょう。
特に復習の際、最もやってほしいのは音読です。
長文を速く読めるようにするためには音読が必要不可欠です!


ただ解いて丸付けをして終わり!という人が多いです。
それではほとんど何もやってないのと一緒です…!


時間内に解き終えるようになりたければ音読は必ずしてください。
1題につき最低でも10回はすること。


慣れてきた段階で時間を計って解いてみましょう
時間を計って解くと、また違う印象を受けるはずです。


④やや程度の高い長文を解く。

共通テストのレベルに終わらず、もう一歩上のランクの長文にチャレンジしましょう。
いわゆる高地トレーニングです。


有名、難関私大や国公立大学の過去問などは、共通テストの文章レベルより高いものがほとんどです。
そうした文章を制限時間内に解き終えることができる力があれば、共通テストはそこまで困ることなく高得点が取れるでしょう。


上のランクから帰ってくること。
これはとても大切なことです。
共通テストで高得点を取りたいのなら、それよりランクが上の問題を解いておくことです。
本番が簡単に感じる、というのが安定して高得点を取る人の感覚です。


英語は早い段階でできるようにしよう…!

英語は大学受験をする場合、ほとんどの人が扱う科目です。
さらに、得点差が大きく出る科目でもあります。


英語は地道なトレーニングが必要なので、早い段階から勉強を始めて安定させましょう!
本番に伸びきらない人も多いので早めのスタートが肝心です。


「英語は高校2年生のうちに終わらせろ」


このように言われることもあります。
決して脅しではなく、それが当たり前、くらいの世界なのです。


まだスタートが切れていない人は今からでもスタートしましょう!


以下、英単語帳の徹底比較をした記事になります。
併せてご活用ください!

【徹底比較】大学受験英単語帳

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